[関連記事]
前回(第四章)までのあらすじ
ナナミは、確かに警察の言うとおり、事故で死んでしまった。
すべての事実がそう告げている気がした。
でも、あの手紙を書いたのは…。
あの天狗の面をかぶったのは誰なんだ…?
ついに最終章では天狗の正体が明らかになる…。
最終章攻略
疑問はついえないが、まずはナナミの死因を伝えに、
ナナミの家に向かおう。
ナナミの死因をナナミの父母に報告し、最後に兄の部屋を訪ねると…?
ループしている以上、同じ行動をとるはずなのに…。
もしかして天狗にさらわれた!?
ナナミの兄、シュウイチがいない。
天狗にさらわれたとしたら、次に探すべきところは、天狗の社に違いない。
社に向かうと、また、鈴の音とともに、奴が現れた。
物言わず現れる天狗。奴の目的は一体_!?
天狗の社は、固く閉ざされていた。
だが、ここに奴がいるに違いない。そんな確信があった。
固く閉ざされている天狗の社。
ふと、天狗の社の左に向かうと、古い石碑がある。
ミヤコなら、読めるかもしれない。
暗号みたいで読めないが、頭のいい同級生なら、これを解読できるかもしれない。
同級生の1人、天才のミヤコに相談し、ついてきてもらうことになった。
どうやら村の古い言葉で書かれた石碑らしい。
村の南西にある、図書館に向かう。
右から二番目の本棚に、「待宵村古代文字教典」はあった。
なんだかFF5の古代図書館みたいでドキドキするね。
「ふたつのとりい」
「はさまれるふたり」
「みぎのひとり」
「おせ」
これだけわかれば十分だ。
社の、鳥居のそばにある2つの灯籠。
右の鳥居を調べてみよう。
社の扉が空いた。
対決の時は迫っている。
社の奥に、「天狗」はいた。
今まで何度も現れては去っていった天狗の正体とは…?
そして、天狗は、
正体をあらわした。
次のページからネタバレ要素を多分に含みます。エンディングをまだ見ていない方の閲覧はオススメできません。それでも見たい方は自己責任でお願いします!!
天狗の正体は…
ナナミの兄、シュウイチだった。
そして…
彼もまた、祭の夜をループしていたのだった。
まさか…?彼も…!?
「死者の送り迎えをするという天狗になれたら、どんなにいいかと…考えたりはしたけどね…」
自嘲気味に話す彼の口から出た言葉は、衝撃的なことだらけだった。
このうたかた祭の夜をぬけだせないまま…何度も繰り返している。まるで牢獄のようだったと言う。
ナナミの死について聞く。
そして彼は静かにこう言ったのだった。
そして真実が語られる。
「おれが ナナミを 殺したんだ」
彼の述懐は続いた。
4年前、うたかた祭の前日。
空神洞に天狗待宵花を取りにいったナナミについていったシュウイチ。
回想シーン。湖と蛍が宇宙のようで美しい。ドット絵故の演出だ。
ナナミはついに、洞窟の最深部で天狗待宵花を見つける。
どうしてナナミは天狗待宵花にこだわったのかも最終章で明らかになる。
だが、偶然居合わせたウサギのソウスケをかばおうとして、ナナミは転落してしまう。
ナナミは洞窟内を探してもみつからなかった。空神洞とつながっている、湖のほとりで見つかったのだった。
自分を頼りにしてくれていた妹を、危険なところに1人でいかせた自責の念で苦しんでいたシュウイチ。
ループしつづける夜は、過去のあやまちをすべて精算しろという天狗のたたりなのかもしれないと。
この話をしたくて、ナナミの手紙を使って展望台に呼び出したが、怖くて話しかけられなかったと。
彼もまた、ナナミの死に深くとらわれていた。
「いつまでたっても卑怯で弱いままなんだ」
そういうシュウイチにシンタローは優しく声をかける。
ナナミを殺したのはあなたなんかじゃないと。
あなたは卑怯じゃなく、こうしてすべてを話してくれたじゃないか、と。
シュウイチは、ナナミが大事に持っていた、天狗待宵花の押し花を渡した。
彼はいったい、何回ループを繰り返したのだろう…?
天狗はいなかった。
ナナミは、誰のせいでもなく、事故でなくなった。
…もう いいじゃないか。
みんなじゅうぶん 苦しんだ。
誰のせいでも ないんだ。
行き場のない気持ちをむねに彷徨うシンタローは、気がつけば村の広場にいた。
そして、広場の中央で、狐面の女性に声をかけられる。
まさか…!
踊っていた女の子は、
死んだはずのナナミだった。
奇跡としか呼べない。
ナナミは言った。
いままで、シンタローが頑張っていたのを全部みてたよ。と。
祭の夜を何度もループするのを。
でも、声をかけることはできなかった。
過去は生きている者が、自分の力で、乗り越えなくてないけないからだ。
死者であるナナミができることは限られていた。
祭の夜がループしてたのは、決して、牢獄や天国のたたりなんかじゃない。
シュウイチは、自分の力で、ナナミの死を乗り越えようとしたのだ。
なぜ、シンタローもループしつづけたのか。
なぜ、ナナミが祭の日に、天狗待宵花に固執したのか。
それは、シンタローへ誕生日プレゼントを渡すためだった。
シンタローは困惑する。
記憶に蓋をして、ナナミの死からずっと逃げ続けてきたから。
このセリフ、上京してきた人ならみんなグッと来てしまうんじゃないだろうか。
そして、ナナミはシンタローに思いを告げる。
四年前、展望台で言えなかった言葉を。
ここまで冒険してきたからこそ、この展開に心打たれる。
「来年も会おうね」
その約束が果たされることはないと、シンタローはわかっていた。
空気を読まず乱入する村人たち。
朝まで踊る奇妙な盆踊りだ。
でも、楽しい。
ずっと続けばいいのに。
花火があがる。
わだかまりは、消えてなくなる。
もう、祭の夜は繰り返さない。
それは、ナナミとの別れを意味していた。
蛍たちが夜空を舞うシーン。
まるで「ノルウェイの森」のようだ。
だれかが思い出してくれるとき、きっとわたしは その瞬間だけこの世界に 生き返れるんだ
天狗待宵花の花言葉は――
そしてエンドロール。クソ泣いた。記事書いてる時も泣いた。
そして二周目をプレイすると…。第零章があるのをご存知だろうか?
次回、トゥルーエンド、第零章を紹介!
最終回公開予定日:6月1日(月)17:00!
[関連記事]
全文を読む