このゲームは他のカードゲームと何が違うのか。 一番面白いポイントは何なのか。 そんな要素を詰め込んだデッキがこの奇数ミネアというデッキです。 他のカードゲームではあり得ない組み方をしているデッキで、デッキ制作がかなり楽しいので、是非皆さんにも一度目を通して頂きたいと思っています。
デッキ構成
奇数ミネアデッキは文字通りデッキの殆どを奇数コストのカードで統一したデッキです。人によって入れるカードは変わりますが、個人的には偶数コストのカードは『アルカナバースト』だけでいいと思います。
ミネアのデッキの中核を担うカードは意外に奇数カードが多く、これだけ奇数カードを詰め込んでも充分にデッキを回すことが出来ます。
アルカナバーストは、奇数カードを引けば相手に直接8ダメージを与える事も可能なカードで、必殺技ではないのでミネアのテンションスキルで引いて来ることでたったの5コストだけで使うことが出来ます。
奇数ミネアに見る『ライバルズ』の面白さ、他のゲームとの差
このデッキはライバルズの面白さを凝縮したデッキといいましたが、その大きな理由はこのデッキは『テンション』と大きく関係しているという点です。このデッキの大半のカードは奇数で構成されているので、本来ならばMPが余るターンが存在してしまうはずです。
例えば、4ターン目にコスト3のモンスターを出せば、必然的にMPが1余ることになります。
他のゲームならばここで相手がコストを使い切ればこちらの不利になって終わりですが、このゲームはテンションという概念があり、毎ターンMPを1消費することに大きな意味があります。
このテンションという要素がこのゲームの最大の個性であり、テンションを最大限に活用するのがこのデッキと筆者は考えます。
ミネアのテンションスキルは全リーダー中最強
この件についてはクローズドβ時点の情報を基にしたものなので、大幅な変更が入る可能性があります。クローズドβ時点ののミネアのテンションスキルは『自分のデッキからランダムで特技を引き、コストを-3する』というもので、これは他のゲームではあり得ない程強力な効果です。 そもそも他のリーダーのテンションスキルがおおよそコスト3相当の効果になっている(3ダメージ、2ドロー等)のに対して、このミネアの効果はコストを-3出来る時点で3マナ、そしてさらに特技をサーチして引いてくるという明らかに3マナ以上の効果になっています。
奇数ミネアでは後半に使える『アルカナバースト』、『天変地異』、テンションスキルで引いて来るとコスト0で使うことが出来る『タロットショット』で敵の殲滅や直接ダメージが狙えるので、テンションを溜めることは大きなアドバンテージになっており、カードの殆どが奇数であることのデメリットをテンション差でカバーすることが出来るのです。
奇数ミネアのデッキの組み方
奇数ミネアデッキを組む上で重要な事は『低コストの特技をあまり入れない事』と、『高コストの特技を外さない事』だと思っています。 テンションスキルを最大限に活かすことがこのデッキの勝ち筋なので、特に『アルカナバースト』は偶数のカードだからといって抜かないで置いて欲しいです。 テンションを溜めることで発動できる必殺技である『天変地異』も同じくです。必中モードはそこまで重要ではありませんが、銀のタロットをテンションスキルで引いて来ればコスト0で発動できるので、是非入れておきましょう。
モンスターは『スキッパー』がかなり優秀なドローソースとなり、『インキュバス』が序盤の展開を助けてくれます。 デッキ自体が統制されているので、デッキをコントロールする『きめんどうし』等のカードは一切必要ありません。『ベルフェゴル』も好みですが、個人的には入れないほうが安定すると思います。
立ち回り、マリガン
マリガンではコスト1、コスト3のカードを残しましょう。特技カードはテンションスキルの関係で引くだけ損なのですべてデッキに戻します。出来る限り引いてくる前にテンションスキルで特技を補充していきたいので、2、4ターン目はコスト1のカードで調整が出来る場合でも優先的にテンションを溜めていきましょう。
3ターン目に『インキュバス』、4ターン目に『スキッパー+テンション溜め』が理想のパターンなので、この2枚は優先的にマリガンで残していきたいです。
アルカナバースト2枚を敵リーダーに入れることが出来れば16ダメージなので、相手のHPを残り16まで削れれば勝利は目前です。アルカナバーストでアルカナバースト自体を引いてしまうと2ダメージになるので、出来れば両方引いてから使いたいところ。 テンションスキルがあるので、難しい話ではないはずです。