広大なステージをアートで埋め尽くせ!ストリート落書きアクション
COOLなストリートグラフィティを描け! 「ジェットセットラジオ」はジェットスケートで都会を疾走し、グラフィティ(ラクガキ)を描くアクションゲーム。アプリ容量が最大1.8GBと今までレビューしたなかでもTOP5に入るくらい重かった。それだけに正常に動作すればクオリティは保証されているようなもの。街を駆ける疾走感。それを引き立てるアーティスティックなグラフィックとCOOLなBGMの数々。警察に追われながらフリック(指でなぞる)操作でグラフィティを街中に描くという、ちょっとした背徳感を得られるアクションがたまらなくマッチしている。操作感も良く、500円でお釣りがくるなら勝って損のない一本だ。
架空の街「トーキョート」を疾走 アジアのどこかに存在する街「トーキョート」。この街のトレンドは、磁気で動くスケートシューズとハードコアミュージックを流す海賊ラジオだ。街中には大小様々なグラフィティが描かれており、それらは「ルーティズ」という青年たちの魂をあらわしている。プレイヤーはこの街のルーティズとなり、街を美化しようとする警察や敵対するチームの妨害を受けながら心のありようを街の壁に映していく。基本ルールは制限時間内にステージを疾走し、警官から逃げながらレールスライドなどのトリックをキメたり、スプレー缶を拾ったりして準備を整える。集めたスプレー缶を使い、すべての矢印アイコンの示す場所にグラフィティを描けばクリアとなる。ノリの良いBGMを聞きながらトリックをキメる爽快さ。警官に捕まらないようにすばやくグラフィティを描くハラハラ感がかなりおもしろい。個人的には、渋谷駅のロータリーや高田馬場の登り坂などの再現度が高くてびっくりした。東京住みの人は、そういった面も見ながら遊ぶといいかもしれない。
操作キャラやグラフィティも変更可能 各所に描けるグラフィティをカスタマイズできるのもこのゲームの魅力。パターンを組み合わせて作れる他、端末で撮影した写真を使えるのは自由度が高くて良かった。また、操作キャラも見た目や移動スピード、グラフィティを作成する速度に違いがある。アーティスティックなキャラは時間がかかる分、デカくてCOOLなグラフィティを描けるため、操作がうまくなるほど街を俺色に染められるのだ。最初は操作が難しくて戸惑うんだけど、遊ぶほどにハマっていくタイプのゲームだった。
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