1.1GBは伊達じゃない!大人気SRPG「スペクトラルソウルズ」の続編
人気SRPG「スペクトラルソウルズ」の続編! 「ブレイジング ソウルズ アクセレイト」は異世界「ネバーランド大陸」を舞台にしたファンタジーシミュレーションRPGだ。1.1GBという大容量。PSP版とほぼ遜色のないグラフィック、システム、ボイスが移植されている。続編という形ではあるがチュートリアルやストーリーガイド等があるため、初見でも充分なじめる。世界観や「ホールド」や「チャージ」という攻撃連鎖システム、キャラ強化等にのめりこめば100時間超のプレイが可能。今まで不具合の修正を待っていたのだが、少し前に原作にもあった周回プレイ機能が追加され、ますます遊び込めるようになった。既存のAndroidアプリと比べると値ははるが、PSPソフトの安価版だと考えると十二分にお手頃なタクティカルRPGになっている!
ネバーランド大陸での冒険がはじまる! 原作はアイデアファクトリーさんが制作したPS2・PSPソフト。以前にレビューした「スペクトラルソウルズ」の続編であり、今作から新たな主人公「ゼロス」が登場し、秘石「コア・エレメンタル」をめぐる自身の出生の謎を追う物語となっている。個人的には初代のSS、SS2(Android版と同じもの。PS2ソフトとしては2になる)を100時間近くやりこんでからこのシリーズを遊ばなくなったので思い入れはかなりある。主人公「ゼロス」についても、その後に発売された「カオスウォーズ」というゲーム会社の垣根を超えたお祭り作品に参戦していたので出生を含むキャラ設定だけは把握していた。なので、思いっきりネタバレした状態なんだけどね……。
シリーズ作品を知っておくとより楽しめる! 物語的には、関連作品のスペクトラルフォースの登場人物であり、今作の鍵をにぎる少女「リトル・スノー」や前作の主人公「ナイヅ」が「異界の魂」という特殊な存在であることを覚えておくといい。彼らは現実世界からネバーランド大陸へと召喚され、膨大な魔力を得た人間であり、斎藤小雪や六道明という本名がある。こういった親近感のわくバックボーンや、SSシリーズの大本となる「スペクトラルフォース」。「学園都市ヴァラノワール」などの過去作を少し調べておくと作中での用語も把握でき、おもしろさが増すはずだ。
周回プレイOK!総プレイ時間は100超! ゲームの流れは、探索によってイベントが発生するマップを見つける。続いてアドベンチャー形式のシナリオ&イベントバトルを進め、フリーバトルで各ユニットを強化しながら進める。バトルで特徴的なのはシリーズではおなじみの「ホールド」や「チャージ」という攻撃連鎖システムだ。ホールドはスキルを連続使用してコンボ数(チェーン)をかせぎ、大量の経験値を得る機能。チャージは敵を選んで特殊待機させ、次に行動がまわってきたキャラや複数人で敵を一斉攻撃できる機能だ。他にもSPという気力を戦闘でためると必殺技も使用でき、チャージを特定のキャラ同士で行えば合体必殺技も使えるようになる。キャラ育成においても装備強化・合成や武器に「クレイ」という能力補正アイテムを装着する機能、レベルアップ時のステ振りや、クラスチェンジ時に常時発動スキルの選択が行える。ボリュームは申し分ない。
PSP版の追加ユニットが参戦! 本作はPSP版の移植なので、前述したSFやヴァラノワのキャラである「ヒロ」や「ロゼ」、「リューンエルバ」が参戦する。個人的にもSSやカオスウォーズにも出ていた彼女たちは、操作キャラとしてかなり思い入れがあるわけだ。どのゲームでもこの3人は強キャラなんだよな~。とくにリーエはやばい。難点としては原作の移植率にこだわっているせいか、戦闘中に中段セーブができない、クレイ作成時にまとめて強化できない等、スマホゲームとしては扱いづらいところだ。今作は思い入れ補正もあるが、SRPG好きならDLして損はない一本だ。
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