洋ゲーなみの理不尽で容赦ないゲームバランスを目指した!和製ハクスラRPG
洋ゲー並にシビアなRPG 「Frozengate」は4人のキャラを作成してパーティを組み、多彩な敵に挑むハックアンドスラッシュRPGだ。作者はアプゲの中でも根強い人気を誇るRPG「Nameless EDEN」を作ったtukinousagiさん。上記作品と同じく敵を倒す⇔アイテム収集をコツコツとこなす、ひじょーにシンプルで余計な要素がない作りだ。バトル面では職業ごとにパーティスキルが設定されており、隊列を切り替えるとスキルが変更されるうえ、各キャラごとに攻撃範囲もあるため、戦略性がかなり高くなっている。また、経験値はキャラごとに獲得するのではなくパーティ共用となっており、ステ振りも可能。ハクスラRPGとしてのテンポの良さ、好きなキャラを好きなだけ成長させられる育成自由度の高さが魅力のRPGだった。
好みのキャラを育成 ゲームの流れは「酒場」で9つある職業の中から4人を選択し、「地図」から各ステージを選んで敵と戦う。敵を倒して多くの装備品、経験値を得てパーティを強化しながらより強い敵が待つステージの攻略を目指す。選べる職業は剣士、神官、狂戦士など多彩にそろっており、初期能力が違うのはもちろん、神官であれば「(ターン)全員の自然回復を一回発動する」などのパーティスキルを所持している。これらの職業特性を駆使して各ステージに挑むわけだが……本作は敵の数がかなり多く、各キャラも鍛えていなければ弱いのでとにかくよく死ぬ。この理不尽なほどの難易度は良くも悪くも本作の特色となっている。BGMがなく、各種ゲームシステムの説明も不十分な点は多いが、ハードなRPGを好む人にはたまらない一本だ。
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