ペルソナシリーズの原点!悪魔が出没する東京を舞台にしたダークRPG
「真・女神転生」はペルソナやデビルサマナーシリーズの原点となり、未だに根強い人気を誇るRPGだ。原作は1992年にスーパーファミコン用ソフトとして発売された同タイトル(移植はGBAがベース)。「磔(はりつけ)の男」「虐げられる男」「生贄の少女」が次々と現れる不思議な夢を見た主人公。彼が目覚めたとき、不意にパソコンが起動し、「悪魔召喚プログラム」がインストールされる。この日を境に主人公の住むトウキョウに悪魔が出没しはじめ、「ある男」は悪魔に対抗する力を得るため、イチガヤにある自衛隊の駐屯地でクーデターを起こす。混沌とした状況がつづくなか、主人公はハンドヘルドコンピュータ(携帯情報端末)にプログラムをインストールし、悪魔との戦いに身を投じる!
というのが序盤のあらすじ。吉祥寺や市ヶ谷など、1992年代の東京を舞台としていて当時最先端だった技術が描かれているなど世界観の設定に臨場感があるんだよな。ゲームの流れは2Dマップと、3Dダンジョンのステージを行き来して進めていく。敵との戦闘では、悪魔会話というメガテン独自のシステムがあり、敵と2択の会話を行って悪魔を「仲魔」にしたり、ゴールドや悪魔の召還維持に必要なMAGを稼いだりできる。この仲魔はパーティに加えて一緒に戦わせる他、悪魔合体を行って新たな仲魔をつくりだすシステムもある。
普通のRPGだと攻撃だけして終わらせるザコ戦だけど、悪魔会話によって緊張感を保たせるようにしているのはさすがだと感じた。なれないと交渉が決裂して不意打ちされまくりだけど、それがうまくいきはじめると途端におもしろくなる。RPG好きにも近年の人気シリーズ「ペルソナ」好きにもオススメしたい名作移植アプリだ。
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