気軽に遊べるが生易しくはない!本格派戦国シミュレーションゲーム
気軽に戦国時代を体験できるシミュレーション 戦国の覇業 ~夢のモノノフ軍団を作ろう~は戦国時代を体験できるシミュレーションゲームだ。プレイヤーは自分の領地を拡充して軍備を整え、いくつもの合戦を戦っていく。こう書くと「信長の野望」や「戦国IXA」のような国盗りタイプのシミュレーションをイメージすると思う。自分の国の周囲にある国に戦争をしかけ、勝利すればその国を奪って自分の国にできる…というゲームだ。実は、こうした国盗りの要素は戦国の覇業にはない。戦国の覇業は「川中島の合戦」のように史実に基づいたシナリオが用意されていて、その中で戦を戦っていくというシナリオクリア型の構成になっているのだ。国盗り要素のあるゲームはどの国に対してどんなタイミングで戦を仕掛けるかがプレイヤーの自由となっているため、初心者には戦を仕掛けるタイミングがわかりづらいという側面がある。だが戦国の覇業では国盗り要素を廃しているため、初めてシミュレーションを遊ぶという人でも気軽に楽しむことができるぜ。
戦国の覇業 ~夢のモノノフ軍団を作ろう~の特徴は本格的なゲームシステム 「国盗り要素がない」「初心者でも気軽に楽しめる」と聞いて「単に戦国時代をテーマにしただけの、カードコレクション型のソシャゲかよ」と思った人もいるかもしれない。白状しよう。他ならぬこのオレが、プレイ前はそう思っていた。だが違う!戦国の覇業は簡略化こそされているものの、その裏側で動いているロジックは本格的。戦国の覇業の戦闘は両軍の部隊が攻撃、先に部隊をゼロにした方が勝利する。この時重要になるのが、武将のレベルと技能、装備、そして兵種だ。兵種には「足軽系」「武士系」「騎馬系」「鉄砲系」「大筒系」「忍者系」「特殊系」の系統があり、それぞれに攻撃方法などの特性が異なる。当然、兵種をよく考えなければ敵に勝てなくなってくるワケで、ただカードのパラメータだけ見てればよいというゲームとは違った奥深さを持っているぜ。システムの簡略化によって気軽に遊べるようにはなっているが、考えるべきところはしっかり考える必要があるので、ガチの戦国好きという人でも満足できるはずだ。
戦国の覇業 ~夢のモノノフ軍団を作ろう~の攻略のコツは内政 RPGにせよシミュレーションゲームにせよ、ゲームの華といったらやっぱり戦闘シーン。BGMはカッコイイし演出は派手だし、ついつい戦闘ばかり繰り返したくなるよな。RPGなら戦闘を繰り返していれば経験値が溜まってレベルアップするからそれでイイ。だが、シミュレーションゲームではそうはいかねえ。特に内政があるタイプのシミュレーションゲームでは、決着は戦闘が始まる前についているのだ。つまり内政でしっかり軍備を整え、戦力差で相手を叩き潰すという方法こそ王道。本作の場合、本丸をレベルアップさせないことには他の施設をレベルアップできないので、まずは本丸のレベルアップに励もう。本丸をレベルアップさせれば研究所が設立でき、戦に参加可能な武将数を増やせるぜ。それから銅貨を生み出す民家と兵士を徴兵できる兵舎は生命線なので優先的にレベルアップだぜ。
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