「窮屈な人生」の作者が公開したムテキアクションゲーム
無敵状態がずっと続く夢のクソゲー 「無敵のキヨサキ」はヘルメットをかぶった作業員「キヨサキ」を操作してステージを疾走するアクションゲームだ。作者は、公開当初あまりの意味の分からなさに哲学とクソゲーの間をいくと言わせてもらった「窮屈な人生」のK.N. Cooksoniaさん。あいかわらずニッチなもの作るよなぁ。このゲームを一言で表すなら、マリオが常時スター状態でステージを疾走するゲームだと考えてもらうといい。
常時「スター」をとった状態でステージを駆けろ アクションゲームでは踏みつけ、武器攻撃など特定の行動をとらずに敵ぶつかるとゲームオーバーになるものが一般的だ。それが障害となり、ゲーム性になっているわけで。「無敵のキヨサキ」はそのアクションゲームの根本的なゲーム性をあえて捨ている。とんかつを頼んだのにカリッと揚がった衣がきてしまったかのようだ。キヨサキは、クリ坊に当たろうが。障害物の火の玉に当たろうが。スコアアップアイテムなのに、取得すると操作ミスを引き起こすキノコに当たろうが。とにかく死なない。唯一、ステージ外に落ちるとなぜかゲームオーバーになるが(これも無敵でいいだろ)、普通に遊べばゴールまでは楽に行ける。このゴール時に感じる虚しさはいったい何なのだろう。クリ坊のコメントも哀しさを引き立てており、何とも言えないプレイ感になっている。
ナナメ上をいくアプリ更新に期待 ゲームの目的としては敵を倒し、キノコを取得してスコアを獲得し、それをランキングで競うものとなっている。クリ坊を弾くように倒す爽快感はあるので、ストレス解消には効果を発揮する!ただ、「窮屈な人生」と比べてしまうとどうにもパンチが足りない。もっとこう、逆走すると後ろ側にもステージがあるとか。逆にクリ坊を操作して奇怪な行動をとるキヨサキに倒されに行くとか、とんかつじゃないけど肉汁の染みた衣ならこんなにうまいんだ、と思えるゲームにしてほしい。アプリ内にトライアルバージョンと書かれているので、今後の更新に期待したい一本だ。
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