古典の先生から贈られた花束の意味は?ちょっと間抜けなほのぼのミステリ
5本の花で作られた花束の意味とは? 「それじゃあキミに花束を」は推理小説研究会の先輩と後輩の会話ですすめられる青春ミステリノベル。古典の先生から先輩がもらった、桐の花・桜草・チューリップ・なでしこ2本の花束。メッセージカードを手がかりに、情けない先輩に謎解きを頼まれた後輩がケーキをつつきながら推理をしていく。放課後のほのぼのした雰囲気と、仲の良い先輩後輩のまったりした会話がおもしろい。10分ほどで読み終わりあれだけ回りくどく色々推理してオチはそれか、という気分にもなるがかわいいので和みます。
謎自体はそれほどわかりづらくはなく、古典という要素に注目していけばすぐさまわかるだろう。ググらなければわからない問題もあるし、メモがあった方が便利なところもあるけれど、ぽちぽち暇つぶしに読むにはゆるりとして良い。推理小説研究会っぽいネタもありつつ、全体的には「それっぽい」ゆるい雰囲気を楽しむノベルゲーム。
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