「グリモア」という神に導かれ少年は旅立つ!オーソドックスRPG
スーファミRPGを懐古させる 「空のフォークロア」は「グリモア」という神の加護を受けた少年たちが冒険するファンタジーRPGだ。このゲームで一番見てほしいポイントは「ドット絵」。スーファミの中後期のRPGを思い出させる、ちょっと暗めで奥行きのあるグラフィックが良いんだよなぁ。携帯アプリ版から良い感じにグラフィックを一新している。
安心感のあるシステム そんなドット絵と同じく、システムもRPGのスタンダードを貫いている。対面型のコマンド式戦闘。状況に応じてスキルを付け替えるキャラメイキング機能。マルチタッチとパッドを選べる操作性。オートバトルやワンタッチセーブなどショートカットボタンなど、スマホ用に最適化され、遊びやすくなっている。さらに戦闘システムには、対面型では珍しい隊列の概念があり、敵と離れた位置にいるキャラの与・受ダメージが減少するようになっている。ボス戦などでは敵が移動するため、攻撃役や回復役の隊列を組み替えつつ戦う戦略性が必要になる。この隊列システムは斬新で良いね。
少年の成長を描く王道物語 物語の舞台は、「グリモア」という神の信仰がねづくファンタジー世界。主人公「エアル」が、炎につつまれた故郷の村を救うために空のグリモア「ノグアルド」と契約するところから冒険がはじまる。この世界設定のグリモアという単語は、フランス語で魔導書という印象がどうにも強くてあまり受け入れられなかった。上記のイメージがちらついて何かしっくりこない(俺だけ?)。また、経験値2倍などの特殊アイテムや隠しダンジョンを後から課金購入するつもりで考えると840円はちょっと高い。上記2点はおしいなと思うが、ゲームとしては充分満足できる王道RPGになっている。
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