レトロなドット絵で楽しむテーブルトーク風RPG
2012年一番ハマったRPG 「ナイト オブ ペン&ペーパー」はレトロなドット絵とシュールな世界観のテーブルトーク風RPGだ。何を隠そう私が去年一番ハマったRPGがこの作品。言語が英語だからこれまでレビューを後回しにしてきたが、新年に入って改めて取り上げたいと思う。テーブルトークRPGとは、アナログ形式のロールプレイングゲーム。紙と鉛筆(本作のタイトルの由来だ)、そしてサイコロを使って遊ぶ。現在のRPGの起源となる遊びで、今でも熱心なプレイヤーは多い。本作はそんなテーブルトークRPGの雰囲気を取り入れた作品。中央に座っているゲームマスターの会話によって物語が進む。プレイヤーは手前に座っているキャラクターたちを操作するという一風変わったゲームだ。
超豊富なキャラクターメイキング ゲームを開始するとまずはキャラクターづくりだ。本作は5人までのパーティーを自由に組める。プレイヤーはキャラクターとその職業を選択する。キャラクターはキュートなドット絵で表現されており、それぞれ特殊な能力を持ち個性的。職業は「ウォーリアー」、「パラディン」、「メイジ」など。それぞれ4つのスキルを使用可能。ゲームを進めるとキャラクターや職業がさらにアンロックされ、より多様なキャラクターづくりが可能だ。ゲームの流れは、ゲームマスターから出されるクエストをクリアしていくというもの。クエストは特定の敵を倒したり、村人を他の町まで運んだり、アイテムを収集したり様々。どれも分かりやすく表示されるため、英語が読めなくても安心して遊べる。レベルアップすると職業ごとのスキルをアップグレードできる。さらに鍛冶屋で武器と防具を強化、道具屋でアイテムを購入など成長要素は多数ある。
ボリューム満点の大作 戦闘システムも分かりやすい。表示された順番ごとにコマンドを選択していく。コマンドは通常攻撃の他、スキルとアイテムの使用、防御の4つだ。マップ画面はスゴロク状に作られており、移動するにはサイコロを振る必要がある。サイコロの出目によってはモンスターに襲われたりする。土地によってクエストや出現するモンスターの種類が異なり、成長と共に移動範囲が増えていく。モンスターの中に本作の開発者が出現したり、キャラクターがメタ的な発言したり、シュールな世界観が非常に面白い。シナリオは一つだけではなく、数本用意されている。しかもゲーム内通貨で購入可能!キャラクターや職業、モンスターやアイテムの種類、さらにクエストやシナリオの数など圧倒的なボリュームだ。スマートフォン専用に作られたRPGとあって操作性も抜群!本作一本だけでお正月休みだけではなく春休みまで遊べるほどの内容!日本語化されていないのは残念だが、RPG好きにはぜひともオススメしたい一本だ!
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