「・」と「-」で愛を伝える!以心伝心ラブアクション
トンツーで愛を伝えるアクションゲーム 「拝啓、モールス信号」は、モールス信号を使って大好きなあの娘に告白するアクションゲームだ。プレイ感は、リズムのない音楽シミュレーション。各ステージのスコアを競う要素はもちろん、どんな恋文ができあがるのか。その恋文を通して男の妄言が膨らんでいくのを見るのが楽しいゲームになっている。
彼女に伝わるのか!? 主人公は奥手で口べたな男。意中の彼女に告白したい、と考えるものの言葉で伝えるのはどこか恥ずかしい。そこで利用したのが船舶の電信などに用いられる「モールス信号」だ。「・(トン)」と「-(ツー)」の記号を使って五十音をあらわし、可愛いあの娘に気持ちを伝えることはできるのだろうか。というのが簡単なあらすじ。そもそも彼女はモールス信号を理解できるの? とか言ってはいけない。彼は伝わっているというていで「バラの花言葉を知っているかい? ロマンスさ。キミが大好きさ」とか。「デートは水族館へ行きたいな」とか語りだす。そんな歯が浮くようなセリフや妄想の産物を見て、ただ苦笑いを浮かべるのがこのゲームの醍醐味なのだ。
告白を通して物語が進む 彼が用意した信号は複数あり、1ステージをクリアするごとに新しい恋文が次々と読まれていく。その内容をちゃんと把握するには、正確にモールス信号を発信しないといけないわけで。正直スコア目的よりも……。ラブレターに何が書かれているのかが気になってプレイせざるをえないんだよな。個人的にはアクションゲームというよりノベルゲーム的な楽しみ方をした一本だった。
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