テイルズオブシリーズのキャラが多数出演!タクティカルバトルRPG
あの人気シリーズのお祭り作品! 「テイルズ オブ ザ ワールド タクティクス ユニオン」は人気シリーズのキャラが多数出演するシミュレーションRPGだ。テイルズオブシリーズは「アビス」まで派生作含めて全部遊んでいるんだが(ファンダム、なりきりダンジョン、サモナーズリネージも買っていた)。本作にはシリーズの原点であるファンタジアから最新作のエクシリアまで、多数のキャラクターが登場し、パーティを組めるようになっている。原作のスキット(幕間寸劇)感覚で楽しめるキャラの掛け合い。作品を超えたキャラごとに好感度システムが用意されていて、それを上げて特殊な会話を発生させる楽しみもある。古参のテイルズファンも楽しめるキャラゲーとして申し分ないゲームになっていた。
「夢」の世界へご招待 物語の舞台は、数多の世界の夢が集まり形作る世界「レーヴァリア」。この世界に住むルフレス族は悪夢のよどみとして現れる「ヴール」を浄化することで、世界の均衡を保っていた。ところが最近、ヴールが魔物として形成されはじめ、それらに対抗できる「夢守(ゆめもり)」のルフレスたちも一斉に姿を消してしまう。力を持たないルフレスたちは異世界から「夢見る目覚めのひと」の召喚を試みるのだった。この設定が考慮されているため、キャラたちは現実世界での記憶をなくした状態で登場する。ゲームの目的は、そんなキャラたちの記憶の断片を集めながらヴールが魔物化した原因を探ることだ。ファンダムやレディアントマイソロジー等、シリーズのお祭り作品と同じくキャラの掛け合いを見るのが非常におもしろい。最初にルフレス族の「テルン」を助けるのも、シリーズ1の仲良しパーティの主人公「ロイド」と。パーティのお父さん的存在だった主人公「アスベル」だったりと原作での立ち位置がシナリオで考慮されているのは良かった。これが、断髪前の「ルーク」だったらと思うと恐ろしい……。
スキルや秘奥義も原作再現! ゲームは物語パートとマップ上でユニットを動かして攻撃やスキルで敵を倒すシミュレーションバトルに分かれている。バトルパートには、原作ではおなじみの魔神剣などのスキルや一定時間キャラがパワーアップするオーバーリミッツ、秘奥義なども搭載されている。また、キャラごとに好感度が設定されていて、戦闘でそれをアップさせるカップリング要素もある。ただ、キャラゲーとしては及第点だが、シミュレーションRPG好きとしてはシステムが簡略化されすぎていて不満が残った。1.グリッド表示を消せない2.背面や側面から攻撃してもダメージが増えない3.装備変更がアクセサリーのみ4.パッシブ(常時発動)スキルがない極めつけはDLC(ダウンロードコンテンツ)なんだが……物語上で仲間になるのは15人程度で、残りは1キャラにつき250円を払って追加する。追加キャラの中にはティアやエステルなど各シリーズのヒロインがとくに多く、掛け合いを見たいファンにとっては優しくない仕様になっている。なお、現在セール中につき、350円になっているのでDLC含めで購入するなら今がチャンスだ。
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