追加要素豊富すぎる「元祖死にゲー」スペランカーと超有名実況ユニットのコラボゲー!
スペランカーの豪華リメイクとも言える! M.S.SPELUNKERは「死にゲー」の代表格「スペランカー」に追加要素をふんだんに盛り込んだ8bit風レトロゲーム。ニコニコ動画などで総再生回数1億を超えるというゲーム実況ユニット“M.S.S Project”とのコラボレーション作品である。キャラクターは4人選べ、それぞれに基本的に無敵(落ちたら死ぬけど)、隠しアイテムがわかる、エネルギーが減らない、アイテム無限など能力がある。それに加え、原作のスペランカーからの追加要素はアイテムなどを集める要素があったりとふんだんにアイデアが盛り込まれている。しかしゲームを愛好する彼ららしく、ゲームそのものはファミコン時代のスペランカーそのものだ。音楽家でもあるという彼らが手がけるBGMはレトロゲームへの愛あふれるアレンジに仕上がっており、特にオープニング画面のBGMは素晴らしい!おそらく同世代である彼らへ少なからず嫉妬している自分がいた。OK認めよう。流石の一言だわ。彼らを知らずとも十分に楽しめる名作だ。
M.S.SPELUNKERの一番の特徴は豊富な追加要素 ファミコン版スペランカーはその難易度の高さから「クソゲー」という汚名をつけられることも多い。だが、僕はそうは思わない。荘厳なオープニングテーマをはじめとするBGM、やりこめばやりこむほどに流麗にプレイできる操作性に落ち度は何もない。幼心にも、冒険に「死」が身近につきまとうという事実をたたきつけ、逆説的に命の儚さだけではなく尊さを問いかけているように思えた。ゲーム脳なんておかしな話だマジで。逸脱したがこのゲーム。実況ユニットのゲームとして内輪ノリっぽいとも書いたが、スマートフォンでも十分にプレイできる軽快な操作性も、4人の固有能力があるキャラクターの差別化も、FC版スペランカーの面白さを尊重しつつ、あらたな息吹を与えている。一番心配だったBGMの出来が素晴らしい。すげー。決して「キャラゲー」では終わらない追加要素は原作ファンにこそオススメできる。脱帽だ。
M.S.SPELUNKER攻略のコツ スペランカーの攻略についてはもはや語り尽くされているようにも思えた。高いところからジャンプしない…ゴーストが出てきたら距離をとる、石につまづかないように気をつける…それは教わることではなく、たくさんの死をもって自らが学ぶしかないからだ。しかしそれは身も蓋もない。このゲームの基本戦略としてはやはり基本無敵な「KIKKUN-MK-II」が使いやすいのではないだろうか。とはいえ高いところから落ちたら死ぬけど。そしてある程度ゲームがサクサクと進めるくらいになったら隠しアイテムの場所が分かる「eoheoh」を使ったりエネルギーが減らない「FB777」を使ってスピードランを目指すのも遊び方だ。アイテムを集める楽しみがたまらない。痒い所に手を届く、とはまさにこのこと。もはや言葉は無粋。言うことは1つだけだ。やっちゃおう!
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